筋肉には大きく分けて、赤筋(姿勢筋)と白筋(相性筋)があります。
赤筋は筋肉の収縮速度がゆっくりなので、遅筋繊維でできており、持久的な運動と体を保持する役割があります。 白筋は短時間の早い運動に適しているので、速筋繊維でできております。
どちらの繊維も全ての筋肉に含まれますが、割合が異なっているので、どちらのタイプの筋繊維がどれだけ含まれているかで筋肉の性質が決まってまいります。
赤筋繊維に関しては、持久系や姿勢を保持する時に主に活躍しますから、運動過剰や硬くなる、短くなってしまう短縮、筋肉の緊張が高まりやすいです。 姿勢維持の筋肉ですからデスクワーク、立ち仕事など同じような動きの多いお仕事ですと筋肉が緊張したり、短縮してしまったりします。 すると筋肉は収縮する筋肉と伸ばす筋肉がシーソーのようにお互いに依存していますから、短縮すれば反対側の筋肉が無理に伸ばされたり、関節についている筋肉が関節を引っ張ってしまい、骨盤が歪んだり、ストレートネックになってしまいます。 肩が常時上がっている、猫背、巻き肩、反り腰等の方もどこかの筋肉が短縮していることが多いです。
ですから赤筋繊維に関しては、筋肉の緊張や固さを取るようなマッサージや、短くなってしまった筋肉の短縮を解消するためにストレッチが有効です。
短縮しやすい筋肉は首の前の筋肉や、あごの筋肉、肩の筋肉、腰、太ももの前と外側の筋肉などが短縮しやすいです。
一方白筋は、短時間の早い運動に使われますから、運動をしないと使われずらいです。 (もちろん全く使われないわけではありません。) 活躍する場が短時間の早い動きですから、その動きがないと弱くなりやすい傾向にあります。 ですので白筋繊維のトラブルは筋肉の弱化や弱弱しい筋肉になる弛緩になります。 筋肉が弱くなっているので治療は筋肉の強化しかありません。
以前に投稿させて頂いた体育の準備運動のような動的ストレッチなどもよろしいかと思います。
白筋繊維は上腕の部分や、背中から脇の方の筋肉、お腹の筋肉、すねの筋肉などが弱化しやすいと言われています。
以上より赤筋繊維は姿勢筋とも言え、身体を支持する筋肉です。 常に緊張状態を続けていける筋肉とも言えます。
白筋繊維はどちらかと言えば動的で、運動を担当する筋肉と言えます。
お身体のマッサージやストレッチはどの筋肉が短縮しているのか、どこの筋肉が弱化しているのか見極めて施術することにより、効果がより出やすくなります。
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マッサージの際に意識する筋肉の繊維
2023.01.09
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